パート・アルバイトの時給が過去最高を更新
企業の人手不足問題が深刻化している中、
首都圏3大都市のパートやアルバイトを募集する際の時給が
先月、平均で1012円と過去最高となったことがわかった。
求人情報会社大手のリクルートジョブズ(東京)は
首都圏・関西地方・東海地方の3大都市を中心に
各企業がパートやアルバイトを募集する際の時給の調査を行っている。
その調査によると、前年同月比で24円増(2.4%アップ)の1012円で、
48ヵ月連続での増加となった。
調査を開始した平成18年1月以来、最も高い数字となった。
職種別では、経理スタッフ・コールセンターなどの「事務系」が40円アップの
1049円となったほか、飲食店・居酒屋の従業員の「フード系」が24円アップで、
978円となった。
地域別(主要3大都市)では、首都圏が最も高い1051円で、
次いで関西が974円、東海が952円となり、
3大都市全てで前年同月比を2~3%上回った。
今回調査を行ったリクールジョブズ(東京)は、
深刻な人手不足から、パートやアルバイトの時給を上げる企業が増加しており、
社員の休日確保の為にアルバイトで人員の補填を行うなどの動きもある。
さらには、百貨店ではサマーセール繁忙期に対応するために、
アルバイトの時給を上げ、人員を確保するなどの例もあったという。
時給の上昇傾向は今後もしばらく続くのではないかと言われており、
人件費などコスト増への対応を企業側は迫られることとなるだろう。
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