2017年4月の訪日外客数が過去最高を更新
2017年4月の訪日外客数が発表された。
今月19日に日本政府観光局(JNTO)が発表した「訪日外客数」によると、
前年同月比+24%の257万9千人となった。
昨年7月の229万6千人を上回り、これまでの単月での推計値としては、
過去最高となった。
(「JNTO:Japan National Tourism Organization、
正式名称:独立行政法人 国際観光振興機構」は、
毎月下旬に前月の世界20ヶ国(地域)の「訪日外客数」の推移を公表する)
今年はカレンダーの日並びが良かったことに加え、
日本の春の象徴とも言える桜を始め、
中国で日本のお盆にあたる清明説とタイの旧正月(ソンクラン)が
4月にあったこともあり、訪日外客数が増加した。
また今回発表された「訪日外客数」を上位20ヶ国の各地域別で細かく見ても、
公表された地域全てで増加が見られた。
中国、イタリア、韓国、を含めた7ヶ国・地域で4月単月としては過去最高、
アメリカ・イギリス・台湾などの13ヶ国では単月として過去最高を記録した。
以外なことにマレーシアや台湾からの観光客の人気を集めたのは、
東北の桜鑑賞や立山黒部アルペンルートなどだった。
その一方で中国では、豪華クルーズ船による訪日が増えたものの、
航空座席の供給がイマイチだったことが、訪日客の伸び悩みに繋がった。
2016年の年間訪日外客数は2.404万人と初めて2,000万人を突破し、
JNTOが統計を開始した1964年(東京オリンピックが開催)以降で、
過去最多の結果となった。
また、今年(2017年)の「訪日外客数」は、昨年(2016年)に続き
過去最高となる年間2,800万人前後となる見通し。
阿部政権が掲げる成長戦略である「日本再興戦略2016」では、
東京オリンピックが開催される2020年には、
「訪日外客数」4,000万人を目標とするとされている。
口コミ株予想コラム TOPページ戻る